障害年金の種類

日本の公的年金制度は「2階建て」の構造になっています。

1階部分にあたるのが 基礎年金（国民年金） で、2階部分が 厚生年金や共済年金 です。

障害年金もこの公的年金制度の一部であり、加入している年金の種類によって 「障害基礎年金」 と 「障害厚生年金（または障害共済年金）」 に分かれます。

障害基礎年金は、2階建て年金の 1階部分にあたります。

日本に住んでいる 20歳から60歳までの方は、全員が国民年金に加入しているため、保険料の納付状況に関わらず、すべての人が障害基礎年金の対象となります。

特に、自営業・専業主婦・学生など国民年金のみ加入している方は、障害基礎年金だけが支給されます。

障害等級は1級と2級の2段階に分かれており、子どもがいる場合は加算制度もあります。

障害厚生年金 は、2階建て年金の 2階部分 にあたります。

会社員や公務員など、厚生年金に加入していた期間中に 初診日があった場合 は、障害厚生年金を受給できます。

障害手当金は、障害基礎年金にはない制度で、障害厚生年金に加入している方のみが対象となります。

障害年金は、 初診日時点で加入していた年金の種類によって、申請できる制度や請求先が異なる ため、注意が必要です。

制度が複雑なため、ご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。